Workshop of "Lean Launchpad #3" in a course of "Practical Group Work for Leadership" was held on 18/May (reported by: Junichi Kamoi, AGL student)

Workshop of "Lean Launchpad #3" in a course of "Practical Group Work for Leadership" was held on 18/May (*Japanese only)



・科目分類: リーダーシップ、フォロワーシップ、合意形成/Leadership, Followership and Consensus Building(LFCB)

・科目名: TAL.W.601-01リーダーシップ・グループワーク実践【S】/Practical Group Work for Leadership【S】

・プログラム名: Lean Launchpad 2019

・開催日時: 18/May(Sat) 10:00-17:00



5月18日(土)に、事業創造実践ワークショップ「Lean Launchpad(LLP)」の第3回を、東工大大岡山キャンパスで行ないました。



前半は各グループの進捗発表を行い、後半は講義が行われました。

1.進捗発表:進捗発表においては、下記点を発表のポイントとしました。

i) 商品の具体性

ii) 表現の適切性

iii) MVPの設計において、Before-Afterが明確に示されているか

iv) EAが見つかったのか、それは本当にEAなのか

v) EAの特徴は何か、また非EAの特徴は何か



MVP(Minimum Viable Products)は、一番重要な(最もそぎ落とされた)価値を提供するための製品やサービスを言います。前回のワークショップで、そのMVPを顧客に理解してもらう手段として、ビデオMVPの製作方法について説明がありました。特に、その想定しているMVPが、ない場合とある場合(Beforeと After)を明示することが、MVPを顧客に提示する際に、わかりやすく伝えるポイントとの説明がありました。前回から2週間で、その製作したビデオMVPを、顧客候補の人に見せて、インタビューを行なった結果を発表しました。

インタビューにおいて、顧客に訴求する製品やサービスの価値が、正しくインタビューイに伝わっているかどうか、そして、そのMVPが顧客に受け入れられるかどうか、受け入れられなければ何が受け入れられないのか検討も重ねて行う必要があります。

各チームの発表から、インタビューを重ねることでこちらが想定していたMVPと実際のニーズに乖離があることに気づいたグループも多く、コンテンツの根本的な見直しを行っているグループもありました。

いくつかのチームでは、そのMVPを受け入れそうな顧客も見つけることができていましたが、それがEA(Early Adopter)かどうかは、下記2つのポイントを満足していることが条件となります。

●MVPに対し、ユーザーに「ニーズのメカニズム」があるか

●そのMVPが「ニーズのメカニズム」を満足するか

発表では、数チームが、頭書「EAを見つけた」と言っていましたが、議論の結果、上記ポイントに照らし合わせると、ユーザーが「面白そう」と言っていても、必ずしもEAではないことがわかりました。



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MVPが受け入れられない場合は、これまではどのような手段でニーズを満たしていたのか(100%は満足できなくても、似たような結果を得ていたのか)を突き止めることができれば、「切実なニーズ」のレベル把握や、「ニーズのメカニズム」のロジック強化にもつながると思われます。



2.講義&演習:

後半は、EA同定後に行う数値計画作成方法についてお話しがありました。EAは確認され、事業モデル(収入を得る方法)が特定されれば、数値計画を作成することができます。

リーン式財務計画は、

●そもそも儲かるアイディアか

●新規事業開発にあたっての所要資金はいくらか

●黒字化するまでに要する期間を自覚する

といった、キャッシュポジションを正しく計画することに重きを置いており、頻繁に見直しを行い、更新が容易であることを基本的な考え方としています。


今回は、まだ、EAや事業モデルが確定していないチームもありましたが、現時点での情報から、顧客層と収益モデルを仮定して、損益分岐点までの必要資金を割り出してみます。

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堤さん・飯野さんよりご提供いただいた、財務計画テンプレートを基にして、各チームは、(提供サービスの)単価、想定顧客数(市場)を設定し、損益分岐点(Break Even)時での販売個数、損益分岐点の時期、それまでの必要資金を計算します。

実際に計算を行うと、必要資金やビジネスとして成り立つまでの期間が浮き彫りとなり、各グループとも、今まで机上の空論であったそれぞれのビジネスアイディアに対して、一気に現実感が増したように思います。利益を出すために顧客単価を上げたり、どのように展開すれば事業として拡大できるかといった検討など、グループ内で議論を重ねている様子が見られました。

次回からは、この点も考慮し各グループが議論していくことになるかと思われます。私たちのグループも含め、どのグループもEAを見つけることに苦戦しており、後半戦で各グループがどう進んでいくのか読めないというのが、正直なところです。

(文責:鴨居潤一 物質理工学院材料系M2 AGL8期生)