1-day Policy Making Simulation Workshop was held on 6/Dec (reported by: Miho Yanagi, M1, 2020 ToTAL student) *in Japanese

(*in Japanese only.)

ToTAL科目「社会課題の認知ワークショップ」の内容の一部である「政策立案シミュレーション・ワークショップ」を2020年12月6日に行いました。

・科目名/Course:TAL.S506 社会課題の認知ワークショップ II
・プログラム名/Program:政策立案シミュレーション・ワークショップ
・開催日時/Date & Time: Dec. 6th, 2020, 13:00-17:00
・場所:大岡山キャンパス南4号館S422
・ファシリテーター/Facilitators: 辻井翔太、経済産業省大臣官房秘書課 課長補佐(採用担当)

1. 参加目的
私が本ワークショップに参加した目的は、国という立場から社会課題を俯瞰的かつ多面的な視点で捉える経験をし、自分に足りない視点を知るためです。世の中のあらゆる問題が複雑に絡み合う今日において、物事を俯瞰的かつ多面的に捉える能力はこれからの社会人には不可欠だと私は考えています。しかしこの能力は、講義を聞くだけ、あるいは専門分野の研究活動に注力するだけでは身につけるのが難しいものです。そこで、経済産業省の職員の方々にご指導いただきながら、社会課題をあらゆる視点で捉える練習の過程で自身に足りない視点を発見したいと思い、本ワークショップに参加しました。

尚、今回は、新型コロナウィルス蔓延の状況を受け、通常は約40名で行うワークショップを、半分の人数に分け2回行うことで、密の状況を軽減して、開催されました。

2. 政策立案シミュレーション
本ワークショップは、経済産業省との共同開催ということもあり、同省でも、参加者を募っている関係上、参加者の約半数近くは、他大学の学生でした。参加者のバックグラウンドの多様性も本ワークショップの一つの特徴です。
ワークショップは、3-4名からなるグループに分かれ、「化学産業の競争力強化」というテーマで政策立案に取り組みました。化学産業は製造品出荷額をはじめとする様々な点で日本のリーディングインダストリーとなっています。しかし、世界トップクラスの化学メーカーと比較すると、国内メーカーは売上高、営業利益ともに大きく差をつけられています。また、汎用品、機能品それぞれにおいても日本は特有の課題を抱えています。そこで今回は、各グループで選択した汎用品と機能品のどちらかに対し、政府として何をしたらいいかをプレゼンする案を作りました。

政策立案シミュレーションは、以下のような流れで進めていきました。
1. 目指すべき理想の姿や基本的価値観を共有する
2. 日本と世界の現状と理想のギャップから課題を特定する
3. 理想に近づくために誰がどのように変わるべきか、という具体的な施策を検討する

政策立案の過程では、ファシリテーターの辻井さんや、辻井さんと共に参加いただいた同省の梶本さん(本学OBでもあります)に、アドバイスをいただきながら、各グループで活発に議論していきました。

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最後に、各グループで検討した政策案を発表し、辻井さんと梶本さんからフィードバックを頂きました。

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3. 感想
 本ワークショップでは、社会課題をあらゆる視点で捉える練習をする、その過程で自身に足りない視点を知る、という目的を達成することができました。化学産業において課題が山積している状態で、個々のステークホルダーを納得させアクションに結びつけることができるのかを検討する際には、俯瞰的かつ多面的な視点を持って議論することができたと考えています。また政策と聞くと、法律や補助金ばかりを思い浮かべていましたが、企業の成長を促す仕組みづくりなど、政府ができることは非常に多岐に渡るということを学びました。さらには、議論の中でつい正解を求めてしまう自分の思考に気がつき、正解がなくとも前に進むチャレンジ精神を養うという新たな目標も生まれました。

 本ワークショップのような貴重な機会を設けてくださり、親身にアドバイスをくださった、経済産業省の辻井さんと梶本さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(文責:柳美穂 M1 生命理工学院生命理工学系生命理工学コース、ToTAL3期生)