対話を通じて問いが深まり、探究が続く。


概要
子どもの哲学(Philosophy for Children, p4c) は、推論力や議論のスキルを育む革新的な方法として、低年齢層向けの教育で広く活用されてきました。このアプローチは「対話を通じて共に考える場をつくる」手法として、大人のグループにも適用され、多様な場面で活用されています。
p4cでは、思考の出発点となる「ワンダー(Wonder)」を、参加者が「問い」として表現し、その問いをめぐって対話します。 どのような「対話」を目指すのか、また、どのようにその基盤となる「セーフティ」を醸成するのかを理解した上で、テーマをもとに問いを生み出し、p4cの対話を体験します。
対話の過程であなたの問いは変化し、新たな問いも生まれるかもしれません。この対話が探究の入り口となります。 答えを出すことを目的とせず、問い続けることの楽しさを味わいながら、思考を広げていきましょう。
📂 カテゴリー | モチベーション |
📌 キーワード | 哲学対話、対話のセーフティ、探究 |
🎯 目的 | ・疑問や驚きに対して、解消、解決することとは別の、問い続けるという関わり方を体感する。 ・互いの思考を尊重し、それぞれの「当たり前」を揺さぶり合いながら探究を深める方法を学ぶ。 |
🌐 言語 | 1Q2Q: 日本語, 3Q4Q: 英語(予定) |
👥 対象 | 大学院生・学部生 |
🗓 開催形式 | 単発セッション(対面3時間) |
✅ 開催実績・予定 | 2025年7月4日(金)17:30-20:00 2021年度から3回 開催 |
📍 会場 | S4-202, 大岡山 |
🌟 こんな方におすすめ | ・じっくり考える時間を大切にしたい人 ・話し合いの場で、発言が苦手・考えがまとまりにくいと感じる ・普段とは違う思考のプロセスを体験してみたい人 ・対話の場で、相手が安心して考えを話せるような関わり方を学びたい人 |
📊 ポイント数 | 3 ポイント(※授業履修者に付与するポイントです。詳細はシラバスを参照してください。) |
🎟️ 定員 | 30名 |
主な内容
- 講師紹介、p4c の導入
- テーマを選ぶ
- 「問い」を考える
- その日の対話の「問い」を選ぶ
- 対話
- ふりかえり
ファシリテーター

豊田光世
新潟⼤学 佐渡自然共生科学センター コミュニティデザイン室 教授
博士(学術)
⽶国⼤学院で環境倫理と哲学対話の研究に従事。帰国後、東京⼯業⼤学⼤学院社会理⼯学研究科博⼠課程にて、環境倫理と哲学対話を統合し、佐渡島をフィールドとして市⺠参加の環境保全に向けた合意形成の実装研究を⾏う。
連絡先教員
松崎由理(リーダーシップ教育院 特任准教授)
📩 matsuzaki.y.77a9 [at] m.isct.ac.jp