概要
ToTALでは学位審査申請を行い、ToTALの修了要件を全て満たした学生に対し、以下の要領で修了審査を行います。該当する学生には、およそ6か月前にToTAL事務室よりご連絡いたします。
審査方法
修了審査では、リーダーシップ教育課程を通した到達目標の達成状況をもとに、修了の可否を総合的に判定します。
評価は、学生による口頭発表と審査員との質疑応答によって行います。審査員は、ToTAL教員および学内の教員4-5名を目安に構成します。
■審査時間(目安)
約50分(発表20分・質疑応答20分・評価10分)
発表要件
発表には以下の項目を含めた上で、結論部では、社会の中で、どのようにして自ら新しい価値を生み出すか、具体的な展望を述べること。
1. 自分自身について(以下から2点以上取り上げること)
a. 博士後期課程での研究、専門分野について
(専門分野の位置付けを意識しつつ、専門外の審査員にも理解できるように説明する)
b. 専門以外でのプロジェクト
c. パーソナリティやこれまでの歩み
d. 自分のリソース、強み、弱み
*自分自身の多面的に表現するよう試みる
*何をしたか、だけではなく、その背景も含めて語るとよい
2. ToTAL で学んだ5年間でどんな経験をし、どんな変化があったか
*抽象的で表面的なことにとどめず、具体的に述べるとよい
a. 目的意識、リーダーシップ観
*ToTALに入る前と現在でどう変わったか、変わらなかったか、自分の目的が達成できたか
b. ToTALでの時間で得たもの、学んだこと(具体的な経験に即して説明する)
c. ToTAL に限らず、自身のプロジェクトを提案・実現した実績
3. 今後の展望
a. 社会の中で、自分がどのように貢献していきたいか、どんな可能性をみているか
審査の観点
1. 発表内容から知ることのできる、本人の成長、目標達成状況の審査
(ToTALの到達目標の要素となる力が養われているか確認する)
a. Will / 目的意識・主体性・意欲・気概
b. Vision / 俯瞰力・課題認識・未来像・発想力
c. Action / 行動力・実現力
2. プレゼンテーションとしての審査(プレゼンテーションを組み立てる際の分析の深さ、
構成から結論に導く論理性、表現力、質疑応答での姿勢など)
a. Expression / 自己認識力・自己表現力・独自性
b. Analysis / 論理性・考察の深さ
c. Communication / 発表・質疑応答における対応力
審査までの流れ
審査 約6か月前
該当する学生には、ToTAL事務室よりご連絡いたします。
ご参考までに、以下のいずれかの様式をToTAL事務室にご提出いただくことになります。
様式:標準版
様式:学位審査等取扱要項第22条適用者向け
審査 約2週間前
ToTALの学生や教員にプレゼンをして意見・アドバイスを聞くdry-runをアレンジ、告知する。
山田先生、嘉村先生、松崎先生が出席してフィードバックしますので、日程調整の連絡をとってください。 また、ご自身が意見、アドバイスをもらいたいと思う学生に、ご自身で声掛けをして出席をお願いしてください。 自分自身にできること、やりたいことを整理する機会は、今後何度も必要とされることになります。 他の人のコメントをもらって振り返るよい機会として利用してください。
最終審査
評価は、学生による口頭発表と審査員との質疑応答によって行います。