ToTALへの登録について

ToTALへの応募資格は?

本学の修士課程在籍者ならどなたでも応募できます。ただし、卓越教育院と重複して登録することはできません(併願は可能)。両方に合格した場合は、登録時にどちらかを選択してください。

博士後期課程に在籍しています。ToTALに登録できますか。

現時点では、博士後期課程からの登録を受け付けていません。登録しなくても、授業を履修し、キャリア科目や「その他の専門科目」としてコースの修了単位に含めることが可能です。

ToTALは修博一貫のプログラムとのことですが、私は博士後期課程に進学するかまだ決めていません。それでも登録できますか。

博士後期課程に進学する意思の有無にかかわらず登録可能です。

修士課程の間に、コアとなる科目(リーダーシップ・グループワーク基礎I)に加えて5単位を修得すること(計7単位)で、リーダーシップの基礎が身に付けられるようにカリキュラムを組んでいます。その段階で博士後期課程進学をしないと決めた場合でも、リーダーシップ能力のエッセンスは身に付けられますので、ぜひ登録してください。なお、修士課程修了段階で上記の基準を満たした学生には、ToTALより「リーダーシップ・フォーカス認定証」を発行します。

卓越教育院に出願予定です。ToTALにも出願できますか。

出願は可能ですが、両方に合格した場合は、登録時にどちらかを選択してください。両方に登録することはできません。

ToTALの授業科目のうちいくつかは、卓越教育院の修了に必要な単位としても利用できます。興味がある科目の受講を検討してください。

リーダーシップ教育院の修了時に授与される学位は何ですか。

学位の授与はありません(ダブルディグリーではありません)が、博士後期課程に加えてリーダーシップ教育課程を修了した旨が、修了するコースの博士の学位記に付記されます。

自分の目標がはっきりしないので、リーダーシップといってもよくわかりません。

お互いの考えや価値観を聞きあったり、リーダーシップについてそれぞれの考えを発表する機会が多くあります。これらの機会を利用して、少しずつ考えを深めていくことができます。

応募前に登録の相談はできますか?

毎学期行っている登録説明会の後に、ToTALの学生と直接相談できる履修相談会を開催しています。毎週火曜日に、大岡山またはすずかけ台キャンパスでのオフィスアワー兼学生室オープンアワーも設けていますので、気軽に除きに来てください。(スケジュールはこちら

教員と直接相談したい場合は、オフィスアワーを設けています。直接面談をすることもできるのでいつでもご連絡ください。

研究との両立が心配です。修了までのスケジュールを知りたいです。

修士課程の間に7単位、博士後期課程の間に、さらに5 単位と、オフキャンパスプロジェクト4単位(合計16単位)を修得するのが標準的なスケジュールです。コースの履修要件に含められる科目もありますので、履修計画をよく検討してください。このほか、以下のような節目があります。

  • 修士課程修了時 Qualifying Examination
    • 修士課程での目標7単位を修得し、修士の学位修得見込みとなった学期に行います。
    • ご自身の身につけたいリーダーシップをもう一度確認し、これまで学んだこと、これからの目標について、教員と面談を行います。(プレゼンテーションは行いません)
  • 博士後期課程1年後半から2年後半ごろ Off-campus Project
    • 3ヶ月間、海外または国内の大学、研究機関、企業などの研修先で自ら提案したプロジェクトを実施します。研修先を選び、ご自身で連絡してアレンジするところから始めます。修士2年ごろからは、どこでどのような研修をしたいか考え始めるとよいでしょう。
    • 帰国後には、オフキャンパスプロジェクト報告会で発表を行います。
  • 博士後期課程2年後半から3年前半ごろ 学外アドバイザー面談
    • オフキャンパスプロジェクト履修後を目処に、学外で活躍するアドバイザーの方々と面談を行います。ご自身のリーダーシップについての考え、それをどのように伸ばしてきたか、今後どのようにしたいかを発表して、フィードバックをいただきます。
  • 博士後期課程修了時 ToTAL 修了審査
    • 大学院で身につけた専門性、リーダーシップに関連して、これまでの学びをまとめてふりかえり、ご自身の考える将来像を発表していただきます。
  • これらの行事のたびに、自分自身について時間をとって振り返り、大事にしている価値ややりたいことの方向性を探究していきます。これはリーダーシップの学びの一貫であり、研究活動を主体的に進めるためにも重要です。発表機会がない年には、特任教員と非公式な面談を行い、大学院での生活全般をふりかえって対話する機会を設けています。

ToTALに登録せず、興味のあるToTALの授業にだけ参加することはできますか。

可能です。まず授業をとってみて、自分にあっていると思えば次の学期に登録を検討するというのも良い
方法です。ToTALへの登録をしなかったとしても、履修した授業の多くはキャリア科目として使用できます。

ToTAL の授業について

人間関係やグループワークに苦手意識があり、授業に参加するのが不安です。

慣れていない学生でも徐々にグループでの議論に参加できるよう、課題・問いかけや、グループの編成を工夫して授業を実施します。

英語にあまり自信がないので、授業についていけるか不安です。

グループワークの授業では、参加者の構成に応じ、日本語・英語を交えて議論しています。留学生もふくめ、ほとんどの学生にとって英語は第二言語です。完璧な英語を話している人はいないと思ってよいくらいです。

履修について

ToTAL 科目はコースのどの科目分類に該当しますか?

ToTAL 開講科目は専門科目(一部科目を除く)です。コースの専門科目群・コース標準学修課程以外の専門科目に含むことができます。

ただし、幅広い教養科目(「Graduate Seminar in Liberal Arts(TAL.L442)」,「マインドフルネス for リーダーシップ(TAL.L443)」)は、特定教育課程専用教養科目のため、コースの修了要件に含めることができません。

また、一部の科目はキャリア科目・アントレプレナーシップ科目として利用することも可能です。科目一覧はこちらをご覧ください。

キャリア科目・アントレプレナーシップ科目として利用できるToTAL の科目には何がありますか?

学修案内・カリキュラム」を参照してください。なお、これらをアントレプレナーシップ科目とみなした科目は、専門科目群として重複して数えることはできません。

ToTAL 科目をコースのキャリア科目として扱った場合も、ToTAL の要件になりますか?

はい。ToTAL 科目がコースのキャリア科目と認定された場合でも、ToTAL の修了要件に含めることができます。

経済支援について

博士後期課程の他の奨学金と、ToTALの授業料免除を併用することはできますか。

各奨学金の規定によりますので、奨学金支給元またはToTAL事務室までご相談ください。主要な制度としては、日本学術振興会特別研究員、「殻を破るぞ!越境型理工系博士人材育成プロジェクト」の採用者はいずれもToTALの授業料免除を併用可能です。

標準修了年限を超過した場合、ToTAL の授業料免除はどうなりますか。

ToTALが手続きをする授業料免除は標準修了年限まで対象になりますので、修了を延期した場合対象外となり、免除は受けられません。修了が延期になりそうな場合、授業料などについて経済面も考慮して、備えてください。教員が個別のケースについてお話をお聞きして一緒に対策を整理することもいたしますので、個別にご連絡ください。

修了時期を延長したり、単位取得退学または退学をした場合、免除された授業料を返還する必要はありますか?

標準修了年限を超過した分については授業料免除をうけることができませんが、すでに免除された授業料について学生に返還を求めることはありません。

オフキャンパスプロジェクトについて

過去の派遣先はどのようなところがありますか

過去の派遣先、オフキャンパスプロジェクトの報告書は以下のページで確認できます。

修士課程のうちにオフキャンパスプロジェクトを履修することはできますか

オフキャンパスプロジェクトの履修は、博士後期課程の学生のみ可能です。また、履修には、Qualifying Examination に合格済であることが条件となります。

申請できる費用の目安はどれくらいですか

以下の費用がカバーされます。履修する学生は申請時に費用の概算と算出根拠となる資料を事務室に提出し、教員が妥当と認めた金額が支援されます。さまざまな事例がありますので、疑問の際はToTAL 事務室にご相談ください。

(参考)
研修先までの往復の渡航費
宿泊費
生活費の補助
保険(必須のもののみ)
ワクチン接種費用(必須のもの、推奨のもののみ)
ビザ申請費用
施設利用費など研修実施にあたって必要な費用
現地交通費(近郊研修先の場合は交通費は支出できません)

いつ頃から準備を進める必要がありますか

<準備中>

3ヶ月より長く滞在したいのですが

滞在期間が3ヶ月以上となる場合、ToTAL からは、往復の渡航費と、3ヶ月分の滞在費用をサポートします。残りの日数分の滞在費を、他の手段と併用すれば、3ヶ月以上の滞在が可能です。留学のための奨学金や学内の他のプログラムなど、様々なケースがありますので、個別に教員に相談してください。

標準修了年限を経過した後にオフキャンパスプロジェクトを履修することはできますか。

標準修了年限を過ぎた場合でも、在学して授業履修ができる限りにおいては、オフキャンパスプロジェクトの履修が可能で、渡航に必要な費用サポートも受けられます。しかし、単位取得退学をする場合には、学籍がなくなり授業履修をするのが困難になるため、オフキャンパスプロジェクトの履修は事実上できません。そのため、ToTALからの費用サポートも提供できません。

ToTAL 修了審査について

博士後期課程の修了を延期する場合、ToTAL の修了審査はいつ受けることになりますか。

ToTALの修了審査は、所定の単位を取得した上で、学位審査の申請が提出された学期に受験することができます。修了を延期する場合には、学位審査を受ける学期に修了審査の受験申請を行って下さい。

単位取得退学をする場合、ToTAL の修了審査はいつ受けることになりますか。

ToTALの修了審査は、所定の単位を取得した上で、学位審査の申請が提出された学期に受験することができます。単位取得退学の後、学位申請を行わない場合は、ToTAL の修了審査を受けることができません。学位申請を行う場合には、学位取得時期に合わせてToTAL の修了審査を行います。申請時期の予定がわかりましたら、必ずToTAL事務室に連絡してください。