概要

2025年4月26日、「研究者のためのストーリーテリング講座」を開催しました。本学では初開催です。

開催日時2025年4月26日 13:00-16:00
開催場所S4-202, 大岡山キャンパス
参加者15名(修士課程 12名、博士後期課程 3名)

ファシリテーター

遠藤 賢生

株式会社 CroMen ディレクター

1997年生まれ、大阪府出身。同志社大学卒業後、東京医科歯科大学大学院修士課程を修了。2023年より理科教員として勤務する傍ら、株式会社CroMenにて高校生・大学生向けアントレプレナーシッププログラムのディレクターを務める。

*運営スタッフ、各グループのメンター、合わせて7名のチームでワークショップを進行してくださいました。

ワークショップの様子

  1. 講義:ストーリーテリングの力
  2. 1 on 1 準備
    • 事前に書いてもらったワークシートの内容について、講義をふまえてブラッシュアップしました。
      • 1 on 1 シート
        研究内容を簡潔に説明すると?身近なものに例えて説明すると?なぜ、あなたがその研究をするのか?
      • 原体験シート
        「なぜ、ほかならぬあなたが、その研究をするのですか?」この問いに、かんたんに答えることはできません。しかし、ここに立脚していないと、どんなによく整理されたメッセージも人を動かす力を持ちません。そこで、原体験をふりかえりながら、「自分が今、このテーマに取り組んでいる意味」を考えました。
    • グループ対話
  3. 1 on 1 (役割を交代して10分ずつ)
    テーマ:「となりの研究室の人を自分の研究プロジェクトに誘う」
    • 相手をかえて2回行いました。
  4. グループ対話( 1 on 1 で得たことを共有)

参加者の感想より

  • 研究について話すときに、相手が理解しているかどうかをあまり気にせず話していたので、一方通行になりがちだった。今日は、相手の表情を見たり、質問をきいて、こちらからも相手の関心を聞く質問をしながら話した。このようにして話すことで、自分の研究の位置づけや課題が整理できた。
  • I had a chance to learn how to explain complex concepts and ideas to people of different backgrounds. Even my years of teaching physics to high school kids are not quite the same feeling. It is truly a valuable experience, absolutely time well-spent.
  • I learn so many things, especially when I interact with people from a very different background. I now know that we should match the other party knowledge in order to make my research explanation exciting to hear and easy to understand.

(報告: 松崎)