ToTAL Program Report
- 科目分類: リーダーシップ、フォロワーシップ、合意形成/Leadership, Followership and Consensus Building(LFCB)
- 科目名: TAL.W.601-01リーダーシップ・グループワーク実践【S】/Practical Group Work for Leadership【S】
- プログラム名:リーン・ローンチパッド2019/Lean Launchpad 2019
- ファシリテーター:堤孝志・飯野将人(ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ(株))/
Takashi Tsutsumi and Masato Iino, Learning Entrepreneurs Lab Co., Ltd. - 開催日時: 31/May(Fri) 18:00-21:00
事業創造実践ワークショップ「Lean Launchpad(LLP)」の第4回を、5月31日(金)に行ないました。
1. 各チームからの顧客価値仮説の検証についての報告
各チームの過去2週間の活動を踏まえ、各チームの顧客価値仮説の検証結果と特定したアーリーアダプター(EA)像について、参加者全員で共有を行いました。
【主な論点】
- MVPは適切か?具体的か?
- VPは何か?
- EAの仮説をきちんと立てられているか?
- EAは特定できたか?できていないとしたらなぜか?
- EAのニーズのメカニズムはどのようなものか?
- 収益構造は成立しているか?
基本的な点ですが、インタビューを重ねてきた今だからこそ問い直す必要のある論点でした。
EAの構成要素は、ニーズのメカニズムが明確であること、そのニーズの解決策であるプロダクト(サービス)が的確であること(プロダクト・マーケット・フィット)の2点。EAのニーズの特定まで出来ているチームは、上記論点に対して明確な解を持っており、それがインタビューで実証されており、非常に素晴らしかったです。
とは言え、各チームとも、インタビューを重ねたことでビジネスモデルが煮詰まってきた様子でした。
2.「検証したビジネスモデルをビジネスプランに落とし込むポイント」についての講義
堤先生から、これまでインタビューを通して検証してきたビジネスモデルを元にビジネスプランを作成するポイントについて講義を受けました。
【講義のポイント】
- ビジネスプランのあり方(蓋然性と成長性を兼ね備えているか)
- ビジネスプラン全体の構成(製品の説明から投資以来までの流れ)
- 蓋然性を示すために有用なやり方
- 顧客発見の経緯
- EAのみで損益分岐点を超えることを証明
- 顧客像とニーズのメカニズム
- 儲け方
次回ワークショップまでに、各チームは更なるインタビューによりビジネスモデルを固め、ビジネスプランの準備に入ることが宿題として課されました。いよいよ終盤となり、各チームがどのようにビジネスプランを完成させるのか楽しみにしたいと思います。
(文責:山本幸代 一橋大学経営管理研究科M2、AGL8期生)