東京工業大学リーダーシップ教育院(以下、ToTAL)は、第6期生(6月登録)の登録式を6月7日に、大岡山キャンパスHisao & Hiroko Taki Plazaにて開催しました。

集合写真 (登録生、益学長、佐藤理事・副学長、井村理事・副学長、
秋山教育院長、リーダーシップ教育院の教員ら)
ToTALは卓越した専門性に加え、変化の激しい時代に、グローバルシチズンとして自他を活かし、新たな価値を創出するリーダーシップを備えた人材の育成をミッションとして2018年4月に設立されました。この教育プログラムは、大学院修士課程・博士後期課程一貫(最長5年間)のリーダーシップエクセレンス教育を提供します。
登録式では、まず、益一哉学長が祝辞において、動きの早い世界の中で、日本が今後成長するためには日本自体が変わる必要があり、また、本学も東京医科歯科大学との統合をはじめとする新たな取り組みにより、変わるための第一歩を踏み出していると述べました。その上で、登録生にもToTALで出会う多様な仲間と議論を重ね、チャレンジする気持ちを活かし、自分自身を変えていく第一歩を踏み出してもらいたい、と激励しました。

益学長祝辞
次に、井村順一理事・副学長(教育担当)が、ToTALの教育プログラムの概要と、登録生に育んでもらいたい「リーダーシップのタネ」について説明しました。また、ToTALが提供する、ほかに類をみない先進的な授業やワークショップなどを通して、リーダーシップの力を身につけ、本学においてだけでなく、卒業後社会でもその力を発揮してほしい、と述べました。

ToTALで育む「リーダーシップのタネ」
続いて、佐藤勲理事・副学長(企画担当)が祝辞を述べ、ToTALにおいて、各々挑戦したいことを見つけ、自分一人でではなく、ToTALの中での繋がりを大切にしながら失敗を恐れずチャレンジしてほしい、と登録生を激励しました。
さらに、秋山泰教育院長は、ToTALが提供する協働やリーダーシップ、フォロワーシップのスキルを身につけるための機会を享受し、ポストコロナ時代において対面での対話の再開に積極的に取り組み、日本や世界で起こっているさまざまな問題を認識し、それらに決意を持って臨んでほしい、と登録生への期待を述べました。その後、秋山教育院長がリーダーシップ教育院の教員を紹介し、益学長より各登録生に登録許可証の授与がありました。

益学長より登録許可証を受け取る登録生
最後に、登録生が自己紹介とToTALにおける抱負などを語り、記念撮影を行って登録式が締めくくられました。
【登録生が語った抱負の一部】
・ToTALで、異なる文化やバックグラウンドを持った、志の高い仲間との交流を通して、創造的に考えられる機会を持ちたい。
・専門的知識や技能を鍛えることに加えて、ToTALに参加することで視野を広げ、柔軟に考える力を養いたい。
・今は人前で話すことが苦手だが、将来チームの中で意見を言ったり、チームをまとめたりすることが必要になるので、そういった力をToTALの仲間と一緒に身につけたい。
・これまでの経験から、自分にコミュニケーション力が足りないことに気づいた。ToTALでのグループワークなどを通して、色々な人との対話の機会を増やし、コミュニケーションスキルを磨きたい。
・先輩に勧められてToTALを知った。リーダーシップ能力について深く学び、さまざまな人の視点を自分に取り入れていきたい。
・アクティブラーニングに興味がある。ToTALのワークショップなどを通して、自分のソフトスキルを向上させたい。
・海外で働きたいという夢があり、指導教員にそれを伝えたらToTALを紹介された。リーダーシップには色々な形があるということを知ったので、自分なりのリーダーシップを考え、それに向かって成長したい。
異なる専門分野、文化的背景をもつ仲間と切磋琢磨する中で、志を立て成長していく学生達の今後の活躍にご期待下さい!