手を動かすと、思考が変わり、発想が広がる


概要
デザイン思考とマテリアルスタディ(素材の特性に注目すること)をかけあわせて、日用品の改良アイディアを考案します。「手を動かすことで頭が働く」体験を楽しみながら、デザインやアイディア発想法のバリエーションを学びます。
📂 カテゴリー | イノベーション |
📌 キーワード | 観察・即興・グループでの発想 |
🎯 目的 | プロトタイピングを通じた発想法を体感し、素材や偶然性を活かしたアイディアの生み出し方を学ぶ。 |
🌐 言語 | 日本語(英語サポート可) |
👥 対象 | 大学院生・学部生 |
🗓 開催形式 | 単発セッション(5時間) |
✅ 開催実績・予定 | 2025年7月27日13:00-18:00(予定) 2024年12月22日(開催済) |
📍会場 | 大岡山 S4-202 |
🎯 こんな方におすすめ | ・考えるだけではなく、手を動かしながら発想することに興味がある人 ・論理と直感を行き来しながら、新たな発想法を試したい人 |
📊 ポイント数 | 5 ポイント(※授業履修者に付与するポイントです。詳細はシラバスを参照してください。) |
🎟️ 定員 | 20名 |
主な内容
- 2人1組による観察
テーマを提示したあと、現行製品の使用状況を観察 - アイディアの描き方
発想をふくらませるためのアイディアスケッチの方法を紹介 - サイレント・ブレインストーミング
日本人の性格にあわせた工夫をとりいれたブレインストーミングを体験 - 新製品提案(1)
短い時間でアイディアを形にする練習 - 新製品提案(2)
様々な素材を組み合わせてプロトタイプ作成 - フィードバック
ファシリテーター

磯村 歩
株式会社フクフクプラス 共同代表
一般社団法人シブヤフォント 共同代表
1989年 金沢美術工芸大学卒業、同年富士フイルムに入社しデザインに従事。先進研究所におけるイノベーションプログラムの運営、ユーザビリティ評価技術導入などHCDプロセス構築などを歴任。2006年より同社ユーザビリティデザイングループ長に就任しデザイン部門の重要戦略を推進。退職後デンマークに留学し、ソーシャルインクルージョンの先駆的な取り組みを学ぶ。帰国後、株式会社フクフクプラス設立。2021年4月 一般社団法人シブヤフォント共同代表就任、2022年 ご当地フォント事業構築・推進。
メッセージ
アイデアは頭で考えるだけではありません。手で作ったものに頭が反応してまた手を動かす。その繰り返しのプロセスが頭を刺激し、新たなアイデアが生まれていく。それはデザイナーの専売特許ではありません。絵が得意、不得意には関係なく、何かしらの可視化の先に、アイデアが創出されてきます。
本ワークショップでは、対話型アート鑑賞で発想を生み出す心理的安全性を作り出し、その上で、即興で課題を見つけて、即興でプロトタイプを制作します。さらに即興でさまざまな素材機能と掛け算しながら、二つ目の新たなプロトタイプを制作します。自分の頭だけでは生まれない発想の転換と発展を楽しんでください。
過去の開催実績
参加者の声
- デザインという仕事に対する新たな認識を得ました。それは、自分だけの空想に留まらず、利用者の立場に立って考えることです。
- 仲間と一緒に協議しあってプロジェクトを実行する、という事が楽しくてそういった事に憧れがあったため、サイレントブレインストーミングのように、仲間がいる事によってアイデアが昇華するといった活動など、とても楽しかったです。
- たった20分程度で作られたプロトタイプでも、あるかないかでそのアイデアが空想に留まるか、現実味を帯びるかの大きな差異を感じ、こういった1歩が、理想だけを追い求める人と夢を掴む人の差なのかなとも思いました。
開催報告
連絡先教員
松崎由理(リーダーシップ教育院 特任准教授 )
📩 matsuzaki.y.77a9 [at] m.isct.ac.jp