

本年度も、経済産業省との共同開催で、政策シミュレーション・ワークショップを開催します。本ワークショップは、政策立案のコア・プロセスを体験し、経済産業省の役割・業務を、体験・理解いただくと同時に、リーダーシップの重要な要素の一つである「俯瞰力」を養成し、「多様性」を体感する機会として、本学と経済産業省が共同で開催しています。
また、本ワークショップは、リーダーシップ教育院科目(「社会課題の認知ワークショップB/D」)の単位対象ワークショップであり、加えて、「殻を破るぞ! 越境型理工系博士人材育成プロジェクト」のイベント対象でもあります。
上記科目履修生はもとより、科目を履修していなくても(学部・大学院問いません)、さらには本学以外の学生でも、経済産業省の政策や役割に興味を持つ学生のみなさんの参加申し込みを受け付けます。


■今回のテーマ:日本が課題解決先進国となるために ~自動運転の推進~
「日本の自動車産業は、日本の経済・雇用を支えてきた基幹産業ですが、自動車産業には、コネクティッド化、自動運転化、シェアリング化、電動化などの産業構造を大きく変える可能性のある変化が到来しており、事業モデルの変革が求められています。このうち、自動運転は、交通事故の削減や高齢者等の移動手段の確保、ドライバー不足の解消など社会的意義が大きい一方で、技術的難度が高く、その実現のためには様々な制度やインフラの整備も必要であり、官民一体となった取組が求められる分野です。今回のワークショップでは、日本が自動運転で世界をリードし、世界の課題解決に貢献・付加価値を出し続けるために、政府として何ができるかの政策立案を体験してもらうとともに、実際に政府が行っている政策についての理解を深めて頂きます。」(経済産業省 田中佑典)
■ファシリテーター:田中佑典:経済産業省 大臣官房 秘書課 課長補佐(採用担当)
大学・大学院では社会基盤学(都市・交通等)を専攻。2012年に経済産業省に入省し、再生可能エネルギーの導入拡大や省エネルギーの推進に従事。その後は、製造業全体の振興施策のとりまとめ、ものづくりベンチャーの支援、自動運転の推進をはじめとする自動車産業の競争力強化、福島復興・福島第一原発廃炉の推進、新型コロナウィルス感染症の拡大等により影響を受けている事業者の支援策を担当。現在は新卒・中途採用を担当。福島県生まれ、埼玉県育ち。
【開催概要】
《日時》 2022年11月27日(日) 13:00-17:30
《場所》 本学大岡山キャンパス 南4号館2F S422
(キャンパスマップ:http://www.titech.ac.jp/maps/ookayama/ookayama.html)
《参加資格》 学部生、大学院生(本学以外の学生も応募可能です)
《定員》 36名
* 参加希望者が多数の場合は選抜となります。本学学生、科目履修生を優先することがあります。
《使用言語》 日本語
《備考》 当日のワークショップを充実したものとするため、本ワークショップには事前課題があります。グループワーク形式で政策立案に取り組んでいただきますが、最初のグループワークでは、課題に対する各自の考えをお互い共有(ブレスト)することから始めます。このため、事前に(1週間前を目処)、政策課題を提示し、政策課題や政策立案に関する資料を送付する予定です。資料は当日までに一読の上、各自の考えをまとめてきていただきます。ただし、ブレストに向けた準備ですので、資料にまとめる必要はありませんし、可能な範囲で結構です(途中段階のものでも結構です)。
【受付終了】
《応募方法》 以下のGoogle Formに必要事項を記入し、参加申し込みをしてください。 参加申込フォーム:https://forms.gle/1YbxpumECjf9hycu9
《応募締切》 2022年11月13日(日)
《問い合わせ》
東京工業大学 リーダーシップ教育院(ToTAL)
特任教授 山田圭介
email: yamada.k.be@m.titech.ac.jp
tel: 03-5734-2323