・科目分類: リーダーシップ・フォロワーシップ養成、合意形成
・科目名: リーダーシップ・グループワーク基礎 I/II<F>
・プログラム名: Design Thinking for Your Creative Practice
・ファシリテーター: Thomas Both (d.school, Stanford University), David Janka (d.school, Stanford University), Scott Witthoft (The University of Texas)
・開催日時: Day 1: 2021年10月24日(日)08:30-13:00
       Day 2: 2021年10月30日(土)08:30-13:00
       Day 3: 2021年10月31日(日)08:30-13:00
・開催方法: On-line

三日間のデザインシンキングのワークショップはあっという間に過ぎるほど、内容が濃く知的刺激に満ち溢れていました。私がこのワークショップに参加した理由は、「デザインシンキング」は、聞いたことはあるし、なんとなくわかるようなわからないようなという印象だったので、これを機にアメリカのデザインシンキングを学ぼうと思ったことがきっかけでした。

講師の方々と共に学んだ仲間たち。留学生と半分ほど。英語の使いがいがある。

デザインシンキングとは、人のニーズを中心に考え、イノベーションを生み出すための思考方法のことです。このワークショップではたくさん実践の中で考え、話し、作り出す時間があったため、知識だけで学ぶだけではなく、実際にどのように考えていけば良いのか身をもって知ることができました。例えば、デザインシンキングで大切なペルソナのニーズを把握するために観察することはとても大切です。そこで、実際にどのように観察したらよいか?を、AEIOU (Activities, Environment, Interactions, Objects, Users)というフレームワークとして教わり、実際に二回個人で公共の場所で観察をするという課題を課され、結果についてグループで話すというワークを行いました。東工大のキャンパス、街、公園、駅など様々な場所で様々な観察があり、とても発見がたくさんありました。
他にも新しいアイディアを考えるため、40分でバナナを使って表現をするというワークや、制限時間以内に沢山様々絵を描くワークをしたり、様々な身の回りの物を使ってアイディアのプロトタイプを作ったり、と、たくさん学んだことを活かそうと手を動かしました。

2番目が私作製のもの。さまざまなアイディアに目を見張った。

私自身が一番学びになったワークはWhy?とHow?を階層に分けて思考をするというワークでした。
普段から何を目的として何を手段とするか?を考える事がたくさんあるのですが、毎回目的もたくさんあるし、途中で手段と混同してしまうことが多々あります。そこでWhy?とHow?を多層に考えるというワークを防災を例に手を動かしてみたときにとても分かりやすくなり感動しました。

Muralを使って積極的にグループワーク。ハシゴがたくさん生まれました。
ZOOM越しではありましたが、講師の御三方の熱量と、学ぶ仲間のモチベーションに引っぱられてとても集中した密度の濃い三日間になりました。Muralというアプリのワークボードは、過去、用いたこともあり、オンラインであってもグループワークに支障はありませんでした。休憩の時も楽しい音楽が流れたり、皆で音楽に合わせて動くGIF写真を撮ったり、どこまで工夫されているのだと目を見張っていました。

Thomas Both
David Janka
Scott Witthoft

絶対参加して損はないので是非来年皆さんも参加してみてくださいね。

(文責:船岡佳生 環境・社会理工学院社会・人間科学系社会・人間科学コース M1 ToTAL4期生)