DNX Venturesと考えるアントレプレナーシップ論(全7回)
<起業という選択肢の現状を、社会的ニーズ、当事者の動機から理解し、その本質を実践的に学ぶ>

● 本プログラムの対象となる3-4Q開講科目(大学院生、集中講義):
  -TAL.S503プロフェッショナルと価値創造 B (0-1-0, GA0M)
  -TAL.S508 プロフェッショナルと価値創造 D (Bを履修済の方) (0-1-0, GA0M)
● 本プログラムの対象となる3-4Q開講科目(学士課程学生、集中講義):
  -ENT.V202 学士価値創造グループワーク基礎B (0-1-0)

本年度3Q4Qに開講する新たなプログラムの先行申込受付を開始します。科目履修を希望する方は、3Q開始時に教務webより上記科目のいずれかを履修申告する必要がありますが、その際に、先行申込をした方を優先します。また、科目履修をしなくても参加申し込みを受け付けますが、その場合でも、先行申込した方を優先します。本プログラムに興味ある方は、下段赤字部分の先行申込受付フォームから申し込みをしてください。

イントロダクション

今年度後期より、本格的な「アントレプレナーシップ科目」がスタートします。
「スタートアップ」を切り口に、大企業を含めた企業の仕組み、新たな事業を起こす意味、大企業・スタートアップを問わず企業組織の課題、そして「〜のやり方」という「ハウツー」ではなく、何を目的に、何を考え起業をしてきたのかといった生の体験を熱く語ってくださる起業家の皆さんの講演、といった「新たな価値を開拓し設定するためのアントレプレナーシップ」を理解できる内容が満載のプログラムです。

しかも、日本と米国で多くの投資実績・スタートアップ育成を行ってきたベンチャーキャピタル、DNX VenturesのHead of Japanである倉林氏と、Partnerの白石氏を本プログラムのために本学の非常勤講師に迎え、全7回全ての構成、講義内容に関し、全面協力いただきました。このプログラムを通し、本学が目指す「新たな価値を開拓し設定する」ためのアントレプレナーシップの実態を理解でき、スタートアップに興味がある方はもちろん、そうでない方も「事業(ビジネス)」の本質を理解できます。これらは、どの分野に進もうとも、今後のキャリアを積み重ねていく上で、幅広い知見と選択肢を与えてくれるはずです。

本学の「アントレプレナーシップ教育」の中核をなすプログラムが始まります。
このような貴重な機会を逃す手はありません!学士課程学生、大学院生を問わず、ぜひ、科目履修/参加してください。

非常勤講師:倉林 陽
DNX Ventures Managing Partner/Head of Japan

授業のイメージ

講義の特徴:「画期的な」アントレプレナーシップ科目

本科目は、本学が提供する本格的な「アントレプレナーシップ」育成科目の一つとして、下記のような画期的なものとなっています。

  • 日米両国に拠点を置く、世界でもトップクラスのベンチャーキャピタルであるDNX Venturesが本科目の内容をプロデュース、講義を担当します。
  • スタートアップを軌道に乗せている起業家として、株式会社アンドパッド 代表取締役 稲田武夫さん、株式会社カケハシ 代表取締役CEO 中川貴史さんが登壇し、起業の実体験のみならず、ご自身のポリシー含め、生々しいお話が聴講できます。
  • 日々、新事業・企業への投資、育成を行っているベンチャーキャピタリスト、そして価値を創出している起業家の日々の業務が理解できます。
  • 単に「講義」を聞くだけでなく、講師・ゲスト(起業家)らと直接議論ができ、ネットワークを広げることができるとともに、自身の「アントレプレナーシップ」を考えるきっかけにすることができます。
  • 「起業」に興味がある、興味がない、というレベルの話ではなく、社会の最先端の動きを理解し、皆さんにとって選択肢の幅が広がるきっかけになります。
  • 履修申告する科目:
    [学士課程学生] ENT.V202 学士価値創造グループワーク基礎B(0-1-0)
    [大学院生] TAL.S503プロフェッショナルと価値創造B (0-1-0, GA0M)または TAL.S508プロフェッショナルと価値創造D(0-1-0, GA0M)(B履修済み学生)
    尚、科目履修申告せずにプログラムに参加することも可能ですが、当然ながら、科目履修申告者を優先します。

講師

DNX Ventures Managing Partner/Head of Japan 
倉林 陽 (PhD) / Akira Kurabayashi

・富士通、三井物産にて日米のITテクノロジー分野でのベンチャー投資、事業開発を担当。MBA留学後は Globespan Capital Partners、Salesforce Venturesで日本代表を歴任。2015年にDNX Venturesに参画し、2020年よりManaging Partner & Head of Japanに就任。これまでの主な投資先はSansan、 マネーフォワード、アンドパッド、カケハシ、データX、テックタッチ、コミューン等
・東京科学大学リーダーシップ教育院 学外アドバイザー、元グローバルリーダー教育課程 修了審査委員
・同志社大学非常勤講師、東京科学大学非常勤講師
・同志社大学総合政策科学研究科博士(技術・革新的経営専攻)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院(MBA)、一橋大学大学院法学研究科ビジネスロー専攻修了
・著書「コーポレートベンチャーキャピタルの実務」(中央経済社)、掲載論文「日本のスタートアップにおけるコーポレートガバナンス上の課題」旬刊 商事法務 No.2373号(2024年11月5日号)

DNX Ventures Partner 
白石 由己 / Yoshiki Shiraishi

・富士通を経て、バイオテックとハードテック分野のベンチャーキャピタルの執行役員に就任。その後、投資先に副社⻑として移り、オーストラリアの上場企業への事業売却を実行。製造業とBtoC分野の企業の社外取締役を歴任した後、2010年にエドテックのCLEARNOTE(旧アルクテラス)を共同創業。副社⻑として資金調達、資本業務提携、管理業務、国内事業開発を担当。2021年に大手文具企業に売却し、2022年よりDNX Venturesに参画。慶應義塾大学経済学部、同大学院経営管理 研究科(MBA)修了。
・同志社大学非常勤講師、東京科学大学非常勤講師
・ 論文:山田幸三、白石由己、『アキュセラ社−わが国研究者によるアメリカでの大学発ベンチャー起業−』(企業研究)

ゲストスピーカー(起業家)

稲田 武夫
株式会社アンドパッド 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社リクルートにて人事・開発・新規事業開発に従事。
2012年アンドパッド(旧:オクト)設立、「現場監督や職人さんの働くを幸せにしたい」という思いで、建築・ 建設現場の施工管理アプリANDPADを開発。利用企業数23.3万社、ユーザー数68.4万人のシェアNo.1施工管理アプリに成長。全国の新築・リフォーム・商業建築などの施工現場のIT化に日々向き合っている。Forbes JAPANの「日本の起業家ランキング 2022」にて3位に選出。

中川 貴史
株式会社カケハシ 代表取締役CEO

東京大学法学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2016年にカケハシを代表取締役社長の中尾豊さんと共同創業。
薬局・薬剤師とともに患者の行動を変容しうるプラットフォームを構築し、日本の医療課題における構造的な解決に取り組む。

スケジュール・開催概要

日程と主な内容【第1回】2025年10月30日(木):資本制とパーパス経営
【第2回】2025年11月6日(木):起業家による講演(1)
     ゲスト講師:株式会社アンドパッド 代表取締役 稲田武夫
     *プログラム終了後、同社のインターン採用説明会を行います。
     参加希望者は講義後、そのまま講義室に残ってください。

【第3回】2025年11月13日(木):起業の方法論(DNX Studio)
【第4回】2025年11月20日(木):スタートアップの資金調達とVCによる評価
【第5回】2025年12月4日(木):起業家による講演(2)
     ゲスト講師:株式会社カケハシ 代表取締役CEO 中川 貴史
【第6回】2025年12月11日(木):ガバナンス論
【第7回】2025年12月18日(木):スタートアップと大企業連携
時間いずれも17:30-19:10
場所大岡山キャンパス 教室調整中
言語日本語

先行申込

こちらの先行申込受付フォーム (https://forms.office.com/r/frcb63zXni) より事前登録をお願いします。
 (大学の正式な履修申告は、後学期の履修申告期間に別途行ってください。)
 以下のQRコードからもフォームにアクセスできます。
 本Formにより先行参加申込をされた方は、履修申告された際に優先受付します。(ENT.V202, TAL.S503 もしくは TAL.S508)

先行申込受付フォーム(QRコード)

フライヤー

画像もしくはこちらをクリックするとPDFが表示されます。

参考

DNX Venturesホームページ:https://www.dnx.vc/jp

問い合わせ先

質問・相談はいつでも受け付けます。
リーダーシップ教育院(ToTAL)/ アントレプレナーシップ教育機構(CEE)
特任教授 山田圭介
e-mail address: yamada.k.9f82@m.isct.ac.jp
Office: S6-309B, O-okayama