ToTAL科目「リーダーシップ・グループワーク基礎」対象のワークショップ「Book dialogue」を2026年1月15日に行った。

ファシリテーター渡辺佑(ToTAL生)
開催日時2026年1月15日(木) 18:00–20:30
開催場所すずかけ台キャンパスJ3棟3階J3-309B

概要

本ワークショップでは、ABD(Active Book Dialogue)という読書手法を用いて、1冊の本を短時間で深く理解することを目的とした。ABDは、「コ・サマライズ(要約)」「プレゼンテーション・リレー(発表)」「ダイアログ(対話)」の3つのステップから構成され、参加者同士の協働と対話によって理解を深める読書手法である。本ワークショップでは『ディズニーランドという聖地』を題材とし、その内容について議論した。

アクティビティ1:チェックイン・本の紹介・分担決定

初めに、チェックインとして簡単な自己紹介や意気込みを共有した。その後、扱う書籍の概要説明が行われ、全体像を把握したうえで、各自の担当箇所を決定した。

アクティビティ2:読書とプレゼン資料作成

次に、各自が担当箇所を読み、紙芝居形式で内容のサマリーを作成した。限られた時間の中で重要なポイントを抽出し、他者に伝えることを前提として整理する必要があったため、単に読むだけでなく、構造的に理解する力やグラフィックスキルが求められた。

アクティビティ3:プレゼンテーション・リレー

続いて、各自が作成したサマリーをもとに、1人2〜3分程度でプレゼンテーションを行った。リレー形式で発表をつなぐことで、本全体の内容が一つの流れとして共有され、短時間で一冊分の理解を得ることができた。また、他者の説明を聞くことで、自分が読んでいない部分についても理解することができた。

アクティビティ4:対話

発表後、発表内容をもとに対話を行った。ここでは、「なぜディズニーランドは特別な場所として認識されるのか」「その価値は設計されたものか、それとも来場者によって生み出されるのか」など、各参加者が感じた様々な疑問を中心に議論が展開された。参加者同士が意見を交わすことで理解が深まり、多角的な視点から本の内容を捉えることができた。

アクティビティ5:チェックアウト

最後に、本ワークショップで得られた学びや気づきを各自が共有した。短時間で一冊の本を理解できたことに加え、対話を通じて新たな視点を得られた点が良かったという意見が多くの参加者から挙げられた。

感想

今回のBook Dialogueを通じて、ABDという読書手法の有効性を強く実感した。特に、「コ・サマライズ(要約)」「プレゼンテーション・リレー(発表)」「ダイアログ(対話)」という3つのステップを段階的に行ったことで、1人で読む場合よりも、より短時間でより深い理解が可能になると感じた。また、短時間で要点を整理し、それを他者に伝える経験は、自身の構造把握力やプレゼン能力の向上につながると感じた。特に、他者に説明することを前提に読むことで、理解の質が高まる点が印象的であった。

追記

私は今回、オブザーバーとして参加したが、参加者が短時間で本を読み、内容をまとめ、発表し議論する様子を目の当たりにした。特に、内容をまとめる段階では、各自が発表を意識して要点を整理していたため、1人で読むよりも理解が深まっていると感じた。効率的に本を読みたい人や、1冊の本について他の人と議論したい人、プレゼン能力を高めたい人に本ワークショップを強くお勧めします!

報告者

生命理工学院生命理工学系D2、ToTAL第6期生 村尾侑大