リーダーシップ教育院(ToTAL)では、特定非営利活動法人 ケリアプロジェクト、生活介護ゆかりの木 創業者・代表理事の山岸 史津子氏をお招きし、2025年5月19日(月)17:30-19:00に「リーダーとして人間の『特性』と向き合う:障害者に教わったこと」と題してご講演を行っていただいた後、参加者からの質疑にお答えいただきます。

重度障害の子供を持ち、2018年に特定非営利活動法人ケリアプロジェクトを立ち上げ、2020年に障害者のための通所施設「生活介護ゆかりの木」を設立した山岸氏に、障害者と接することで学んだこと、組織を運営する上で経験した人間関係などに関する課題とリーダーとしての対処法などを中心に、お話ししていただきます。

理工学系・医歯学系にかかわらず、ご興味のある学生、教職員はぜひご参加ください。

山岸 史津子氏について

・埼玉県川越市生まれ。
 母方の祖父が交通事故の後遺症で高次機能障害、父方の祖父ががんの手術による気管切開で言葉が出ず、また、
 同年生まれの従弟が生まれつきの重度障がい者という環境で育つ。
・高等学校卒業後、アメリカへ留学。
 米国タウソン大学にて、学士課程(文化人類学、音楽学)、ピッツバーグ大学にて修士課程(音楽学)修了。
 ピッツバーグ大学にて助手として勤務後、オーストラリア・ニューイングランド大学で大学事務員及び臨時教員を兼務。
・1999年に結婚、2001年に長男クラウディオ義之出産。オーストラリアニューサウスウェールズ州に移住。2011年、日本に帰国。
・長男にも重度障害があり、子供を通じて多くの障がい児や保護者と関わるうちに障がい者の社会での立ち位置について考えるようになり、
 ほかの保護者とともに、2018年に特定非営利活動法人ケリアプロジェクトを設立。
 2020年、長男が特別支援学校を卒業すると同時に障害者のための通所施設「生活介護ゆかりの木」を川越市*に設立。

*川越市は人口35万人超の中核都市だが、障害者のための生活介護施設や作業所など、障害者が日中を過ごせる場所が不足している。
「ゆかりの木」は、このような川越市の課題解決のため、川越市や地域の医療機関との連携のもと、生活介護事業を行うほか、障害者家族の自立に向けた支援、国内外への情報発信も行っている。
大切にしていることは、「障がい者の好きなことを見出し伸ばす支援」と「介護者と被介護者が共に楽しむという価値観」。


開催日時2025年5月19日(月) 17:30-19:00
開催方法対面およびオンライン(Zoom)
開催場所(対面)Taki Plaza 地下2階 Workshop Room 1
対象本学学生、教職員、学外一般
言語日本語
費用無料
参加登録(対面)以下のフォームよりご登録ください。
https://forms.office.com/r/wdGLziEpXB
参加登録(オンライン)以下のURLよりご登録ください。
https://zoom.us/meeting/register/iquBowDXT9O0Q5Ki6CiFyA

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問い合わせ

リーダーシップ教育院
e-mail: total@adm.isct.ac.jp