東京工業大学リーダーシップ教育院(以下、ToTAL)は、第6期生(12月登録)の登録式を12月7日に、大岡山キャンパスHisao & Hiroko Taki Plazaにて開催しました。17名の学生が、新たにToTALの登録生となりました。

集合写真 (登録生、益学長、佐藤理事・副学長、井村理事・副学長、
秋山教育院長、リーダーシップ教育院の教員ら)

ToTALは卓越した専門性に加え、変化の激しい時代に、グローバルシチズンとして自他を活かし、新たな価値を創出するリーダーシップを備えた人材の育成をミッションとして2018年4月に設立されました。この教育プログラムは、大学院修士課程・博士後期課程一貫(最長5年間)のリーダーシップエクセレンス教育を提供します。

登録式では、まず、益一哉学長が祝辞において、ToTALの最先端の教育プログラムを享受し、科学分野におけるの第一人者となるべく、研究にも励んでほしいと学生を激励しました。また、本学が来年、東京医科歯科大学と統合する予定であることに触れられ、統合後は東京工業大学と東京医科歯科大学の学生が交流を深めることを期待していると述べた。

益学長祝辞

次に、井村順一理事・副学長(教育担当)がToTALの教育プログラムの概要を説明し、ToTALが、リーダーシップエクセレンスプログラムを提供し、コアとなる専門知識やリーダーシップのマインドセットやスキルの育成を目指すプログラムであると述べた。さらに、登録生に育んでもらいたい「リーダーシップのタネ」について説明しました。リーダーシップのタネは本学卒業後も育ち続けると述べ、ToTALでの学習環境を活かしてリーダーシップのマインドセット・スキルを身につけ、本学だけでなく、社会においてもその力を発揮してほしいと登録生にエールを送りました。

ToTALで育む「リーダーシップのタネ」

続いて、佐藤勲理事・副学長(企画担当)が祝辞を述べ、ToTALでのワークショップや授業を通し、リーダーシップのマインドセットを身につけて欲しいと学生を激励しました。また、学生一人ひとりが、自分が何を成し遂げたいかをイメージし、そのために何ができるかをメンバー同士で話し合うことが大切だと話しました。最後に、人とのつながりは、将来かけがえのない財産になると強調しました。

副学長のごあいさつに続き、秋山泰教育院長からのごあいさつがあり、人間力や応用力の育成に重点を置くToTALの教育機会を大いに活用してほしい、と登録生を激励しました。また、登録生には、ToTALでできる限り仲間と直接対話や交流を行ってほしいと期待を述べました。また、来年は本学が東京医科歯科大学との統合という大きな変化を迎えようとしており、学生にはその大きな変化の時を楽しんでほしいと話しました。

その後、秋山教育院長がリーダーシップ教育院の教員を紹介し、益学長より各登録生に登録許可証が授与され、最後に、登録生が自己紹介とToTALにおける抱負などを語り、記念撮影を行って登録式が締めくくられました。

【登録生が語った抱負の一部】
・ToTALで、仲間と意見を交換・共有し、研究や社会に活かせる能力やスキルを身につけたい。
・ToTALでみんなと学び、自分自身についてもっと知り、将来自分がどうなりたいかを考えたい。
・ToTALでは、オフキャンパスプロジェクトを含め、良い学びの機会が得られると考えています。ここで出会う様々なバックグラウンドを持つ方々とのコミュニケーションを楽しみたいと思う。
・ToTALが目指す教育は、すべての学生にとって必要な教育だと考えます。ToTALで得た知識や経験を生かし、将来自分の夢を実現したい。
・自分が憧れる科学者や科学の世界のロールモデルについて考えると、自分は果たして彼らのような人間になれるのだろうかと考える。ToTALでの5年間を経て、もっと自分に自信を持てるようになり、彼らに近づけるように努めたい。
・学部生で培ったリーダーシップのスキルを基盤とし、より効果的なリーダー、フォロワー、コミュニケーターになりたい。
・将来のキャリアや今後の人生のために、もっと自信を持てるよう、ToTALで自分を磨きたいと思う。
・さまざまな背景を持つ仲間との協働を通して、他の人たちとより上手くコミュニケーションを取れるようになりたい。

異なる専門分野、文化的背景をもつ仲間と切磋琢磨する中で、志を立て成長していく学生達の今後の活躍にご期待下さい!