2025年6月27日(金)、Lean Launchpad program 2025 (LLP 2025)の第4回を開催しました。ToTAL 7期生・福岡翔太さん(環境・社会理工学院融合理工学系エンジニアリングデザインコース 修士2年)による報告です。
該当するアントレプレナーシップ科目 | TAL.W504/505 修士リーダーシップ・グループワーク実践 I/II TAL.W602/603博士リーダーシップ・グループワーク実践 I/II ENT.V205 学士価値創造グループワーク実践 A |
ファシリテーター | スタートアップ・ブレイン株式会社 堤孝志 氏 |
メンター | 志村武信(日立製作所、ToTAL OB)、千葉のどか(東京科学大学、ToTAL OB) |
TA | 中嶋哲大(D1) |
開催日時 | 2025年6月27日(金)18:00-21:00 |
開催場所 | S4-201、南4号館2階、大岡山キャンパス |
内容紹介
事業創造実践ワークショップ「Lean Launchpad Program 2025(LLP 2025)」の第4回を、6月27日(金)に行いました。発表と講義の2部構成の内容でした。
1. 当日に行ったことの概要
(1) 各チームの進捗状況の発表と先生とTAの方々のフィードバックについて:
i 顧客(トラクション、アーリーアダプター)をメインテーマとした事業内容についての発表が行われました。
ii 各チームの過去2週間の活動を踏まえ、各チームのトラクションについての発表を行い、講師やTAからフィードバックを
いただきました。
iii 前回と同様に今回の発表でも各チームが収集した実際の顧客の声についての内容が多く含まれていました。
今回のフィードバックの論点は以下の通りです。
・顧客候補が商品について懸念すること及び求めていることについて
・商品を使う人(インタビュー相手)をどのように設定したか
・ニーズのメカニズムについて
・プロダクトを渇望するニーズのメカニズム
・想定している人がアーリーアダプターかどうか
・インタビュー数が不足しているチームが多いことについて
(2) 収益モデルについての講義:
収益モデルは必要資金、損益分岐点、累損解消、n年後の利益規模を知ることができます。今回は収益モデルを考えるためのExcelのワークシートを用いて、単価の設定や、対象顧客総数中の、期間ごとの対象顧客数の設定などを行いました。






2. 上記からの「学び」「気づき」「感想」
・ 講義の前半の発表及びフィードバックでは、アーリーアダプターを見つけるためにもっと多くの人にインタビューする
必要があると感じました。多くの人の話を聞くことで、顧客が求めていることが見えてきて、アーリーアダプターの
理解が深まるのではないかと思います。また、講義の後半では収益モデルについて学びました。設定した収益モデルが
実際に上手くいくかはわかりませんが、目標があることで、事業の活動内容が決まるため、よく吟味することが大切だと
感じました。
・ この講義は授業時間以外にもチーム活動を進めるためにインタビューやチームのミーティングが必要になります。
優れたビジネスモデルを発表するためにも、メリハリをつけて取り組みたいと思います。
報告者
環境・社会理工学院融合理工学系エンジニアリングデザインコースM2、ToTAL第7期生 福岡翔太