| ファシリテーター | 渡辺佑(ToTAL 登録生) |
| 開催日時 | 2025年11月21日(金)18:00-20:30 |
| 開催場所 | 大岡山キャンパス南6号館3階S6-305 |
| 取り扱った本 | 私たちは思い込みから逃れられない?(鈴木敏昭) |
目的
複雑なテーマを短時間で要約し共有する練習をする、他者の視点を受け取り、対話を深める経験を積む、言語運用能力、表現力の向上
概要
本ワークショップでは、①リーダーシップの開発に役立つ、②未来社会への洞察力を高める本を題材に、勉強会形式で探究を進めます。「アクティブ・ブック・ダイアローグ」と呼ばれるユニークな読書会手法を用いて、短時間で集中する読書と参加者同士のディスカッションを実現します。
この本が選択された理由
例えば、「日本人はディベートにアレルギー反応を持っている」という偏見を持っている人は多い。しかし、実際欧米人よりは少ないとは言え、ディベートに対して積極的な人もいる。このように、人は無意識に偏見や思い込みを抱いていて、この本を通じて自分自身や他の学生の「思い込み」の経験をお互いに共有し考えを深められるのではないかと考え、選択するに至った。
アクティビティ1:本を読む(コ・サマライズ)
一人、取り扱った本の10から15頁を読み、要点をまとめる。まとめ方は人それぞれで、箇条書きでまとめてもいいし、文章でまとめてもいい (B5 5ページ)。(一部読んだが、内容が難解な箇所もあり、要約向上の訓練になった。)かなり早く終わった人と、最後までまとめていた人がいた。
アクティビティ2:読んだ内容をプレゼン(リレー・プレゼン)
一人2分でプレゼン、筆者になりきって読んだ内容を発表。手書きで作った5枚のスライドに沿って内容を説明した。人によっては絵を描いており、個性が出ていた。発表時間が2分間という制約は難しく、自分も含め、殆どの参加者が時間を僅かに超過したが、内容を簡潔に伝えるいい練習になったと感じる。


アクティビティ3:話し合い
みんなの発表を聞いて、最初は二人、2回目は3人で印象に残ったことや、「思い込み」について日常で感じていることを語り合った。話した人皆、「思い込み」や「偏見」について自分なりの深い考えを持っており、聞いていて楽しかった。少なくともこのような内容を自分は日常会話では取り上げないので、多様な価値観や視点に触れ合う貴重な機会になった。個人的に面白かったのは、「著者は思い込みを悪いものだという“思い込み”に囚われている」、「私たちは思い込みのループから逃れられない」という意見だった。
今回のワークショップで学んだこと
このブックダイアローブは、普段読書に抵抗を感じている人や、読書習慣のある人に対しても、新たな読書機会と視点を提供してくれる。また、読んだことを参加者同士で共有したり、深め合ったりすることで、本で取り扱っている内容を立体的に理解することができる。私は読書をする習慣はあるが、読んだ内容をまとめて発表したり、他人と共有したりする機会は殆どない。人に伝えることで、限られた時間で内容をより理解することができたと思う。読んだ内容は、自分の中に留めておくだけでなく、友人との対話を通じてはじめて得られるものがあるのだと、改めて感じた。
報告者
生命理工学院生命理工学系M2、ToTAL第7期生 石川あおい


