1. 「エフェクチュエーション・ワークショップ」について

これまでの多くのイノベーション創出・新事業創出の方法論は、「目標」を明確にすることが立脚点でした。デザイン思考・システム思考しかり、未来洞察もこの範疇です。でもこれが全てでしょうか?最初に目標を設定するのではなく、今ある手段から新たな可能性を想像していく、従来とは逆のアプローチ方法も実は現実的に多く起こっています。不確実で将来の予測がまったくできないVUCA時代では、手持ちの手段から新しいゴールを発見していく問題解決型アプローチである「エフェクチュエーション」が、最近、特に注目されています。

ToTAL/OPEN Programsでは、この傾向をいち早く取り入れ、半日のワークショップとして提供し、皆さんの思考方法の引き出しを、広げて欲しいと思います。

2. 開催概要

日時2024年6月15日(土)13:00-18:00
場所大岡山キャンパス 南4号館2F S4-202
定員30名程度
参加申込資格学士課程学生・大学院生
使用言語日本語/英語
ワークショップ・ファシリテーター株式会社スケールアウト
飯野将人(共同代表)、山形啓二郎(共同代表)、絹川輝和(ユニゾンリーダー)
参加申込https://forms.gle/7tUzaw4V4MKAzvGd9 (Google Form)

3. このような方は是非参加してください

1. 本学学士課程学生・大学院生問わず、新たな「事業」を起こしたいと思っている方。
2. 「アントレプレナーシップ」を身につけたいと思っている方。
3. 博士後期課程学生向け「Tokyo Tech総合知と癒しの次世代フロントランナー育成プログラム(Tokyo Tech SPRING)」対象学生(イベント指定)
4. ToTAL科目「リーダーシップ・グループワーク基礎Ⅰ/Ⅱ(S)」ならびに「修士/博士リーダーシップ・グループワーク特論(S)」履修者。

本ワークショップ参加希望者は、参加申込フォーム(Google Form)から登録してください。

4. ファシリテーター

飯野将人/Masato Iino

連続起業家、ベンチャー投資家、イノベーション加速支援者。
㈱スケールアウト 共同代表

山形啓二郎/Keijiro Yamagata

ベンチャー投資家、イノベーション加速支援者。
㈱スケールアウト 共同代表

絹川輝和/Terukazu Kinukawa

イノベーション加速支援者。

㈱スケールアウト ユニゾンリーダー

ファシリテーターからのメッセージ

研究生活ではとかく「how to solve」ばかりに気が取られがちですが、より意義のある問題や新しい視点を見つけるためには、立ち止まって「what problem to be solved」「why I want to solve it」を考えることが大事です。このワークショップでは自分が生きてきた時間や場所、経験を棚卸しして仲間と共有し「what」「why」について考えることを通じて、自分の内在的な可能性を再発見するワークショップです。 

当日は、3〜4名のグループの中で「表面的でない深い自己紹介」で自分の好みや夢、オン・オフを通じて動員できる知的・人的なリソースを共有し合うことで「何がしたいのか」「そのために既に自分およびグループに備わっているリソースは何か?」を可視化していきます。そこから自分たちが「やりたいこと」と「できること」の接点を探ることで、自分たちが提供できる価値(=内在的な可能性)を見つけます。

問い合わせ先

質問・相談はいつでも受け付けます。
リーダーシップ教育院 特任教授 山田圭介
e-mail address: yamada.k.be@m.titech.ac.jp
Office: S6-309B