研究活動を推進していく上で必須のスキルである「プロジェクトマネジメント」について、基本的な知識を身につけるワークショップを新たに開催します。

概要

Date & Venue1) 2024年10月16日(水) 17:00-20:00
2) 2024年10月30日(水) 17:00-20:00
3) 2024年11月13日(水) 17:00-20:00
Venue J3-309B, J3棟3階, すずかけ台キャンパス ・Online (Zoom)
Language日本語
Eligibility本学学生

研究を進める上で、こんなことに困ることはありませんか?

  • 先の見通しが持てず、いつも迷いがある
  • 研究が思うように進まず、具体的な改善案が思いつかない
  • チームで動いているが、うまく噛み合ってない気がする
  • 計画を立てたり目標を設定しても、その通り進まない

このワークショップで取り上げる「プロジェクトマネジメント」とは、「ある活動を成功させるために計画を立て、必要なリソース(人や物、お金など)を手配し、ゴールに向かって推進していく時に起きるアレコレに対応していく」という活動のことです。

これを研究活動に当てはめると、仮説を検証するための研究計画を立て、そのために必要なお金やメンバーを集め、設備や資材、薬品を手配し、計画を進めた時に起きる問題(計画通り進んでいない、メンバー間でもめごとがおきた、計画に足りないことがあったことがわかった、など)に対応していく、この一連の活動にあたるのがプロジェクトマネジメントです

研究活動には専門性が必要ですが、この「物事をゴールまで進めていく」活動にも専門性があります。この機会に、自分の研究活動をスムーズに進めていくための「プロジェクトマネジメント」のスキルについて学んでみませんか?

このワークショップは、業界をまたいであらゆるプロジェクトをマネジメントする株式会社コパイロツトのメンバーが講師を担当。プロジェクトマネジメントに関する入門書を使い、

  • プロジェクトマネジメントとはどのようなものか
  • 中心になる方法やスキルにはどのようなものがあるのか

を学んでいきます。

授業の進行には、ToTAL/OPEN Programs「リーダーシップ探究ブックダイアローグ」のワークショップでもおなじみの「アクティブ・ブック・ダイアローグ® (略称:ABD)」を採用。参加者で一冊の本を分担して読み、自分たちの実体験をベースに対話しながらプロジェクトマネジメントの理解を深めていきます。

※短時間で読み切れるシンプルな書籍、という観点で低年齢向けの本を選んでいます。

研究以外でも役立つこのスキル。この機会に、自分の研究活動をスムーズに進めていくための「プロジェクトマネジメント」のスキルについて一緒に学びましょう。

参加登録

このワークショップは、大学院科目「社会課題の認知ワークショップ B/D」「修士/博士リーダーシップ・グループワーク特論」を履修してその一部とすることが可能です。授業履修に興味がある方は授業オリエンテーションにまずご参加ください。

ワークショップのみの参加(Open 参加)も歓迎です。Open 参加を希望される方は、下記登録フォームからお申し込みください。

ファシリテーターからのメッセージ

hasebe_kana

長谷部可奈

世界はプロジェクトマネジメントでできている!プロジェクトマネジメントは研究の推進だけでなく引っ越しにも子育てにも役立ちます。大事なのはプロジェクトが進む「道すじ」を掴むこと。普段はプロマネの他、認定ファシリテーターとしてABDの開催もしています。

yagi_shoichiro

八木翔太郎

プロマネに大事なのは仕組みづくりだと考えています!いま私の悩みは1人プロジェクトになって定例がなくなると逆に進まなくなってしまうことです。東京大学博士後期課程で研究プロジェクトを推進中です。皆さまと議論できるのが楽しみです。

Kagawa_Nanami

賀川奈那実

ラグビー観戦が趣味で、あのワンチーム感が最高!
プロジェクトも1人だけでゴールを達成するのは難しくしんどい時がある。だからプロジェクトメンバーが必要!研究も同じでいつか1人でできる限界がくるのでは?
言葉にできないモヤモヤがあったとしたら少しでも解消し次のステップに進めるよう、みなさんと一緒に意味のある時間を作れたらと思います!

ワークショップ設計:株式会社コパイロツト

株式会社コパイロツトは、多種多様な目的やメンバー構成のチームにおいて プロジェクトを推進するため、 「コパイロツト(副操縦士)」を2005年に設立しました。デジタル領域や新規事業開発のサポートをしながら、 プロジェクト推進できるチーム・組織づくりを プロジェクトチームと一緒に目指します。

実績例

ABD の様子

Contact: 松崎由理 (matsuzaki.y.ad [at] m.total.titech.ac.jp)