ファシリテーターHUANG XIAOYUN(ToTAL 登録生)
開講日時2025年12月12日(金)18:00-20:30
場所S6-305、南6号館、大岡山キャンパス
取り扱った本Surrounded by idiots(Thomas Erikson)

目的

複雑なテーマを短時間で要約し共有する練習をする、他者の視点を受け取り、対話を深める経験を積む、言語運用能力、表現力の向上

概要

本ワークショップでは、①リーダーシップの開発に役立つ、②未来社会への洞察力を高める本を題材に、勉強会形式で探究を進めます。「アクティブ・ブック・ダイアローグ」と呼ばれるユニークな読書会手法を用いて、短時間で集中する読書と参加者同士のディスカッションを実現します。

この本が選択された理由

この本は個人の性格に応じたコミュニケーションのパターンを教えてくれる。研究室や将来就職した後の企業においても、コミュニケーション能力は必須であるため、この本からその能力を学びたいと思った。

アクティビティ1: 本を読む(コ・サマライズ)

一人、取り扱った本の10から15ページを読み、要点をまとめる。まとめ方は人それぞれで、箇条書きでまとめてもいいし、文章でまとめてもいい (B5 6ページ)。参加者は全員留学生で、今回取り扱った本は英語で書かれているため、母国語が英語である留学生ははやり読むのが早かった。最初の数ページ読んでみたが、語彙はそれほど難しくなく、内容も、人間関係についてで、著者の個人的なエピソードを多く含んでいたため、読んでいて面白いと感じた。中には発表のためにメモ、原稿等を書いている人がいた。

アクティビティ 2 : 読んだ内容をプレゼン(リレー・プレゼン)

一人2分間でプレゼン、手書きで作った6枚のスライドに沿って内容を説明した。6つのパートがあり、一つは2人が説明した。今回は、自分自身が読んだ箇所はないが、本の内容を大まかに理解することができた。内容は集団の中での人の振る舞いは、個人の性格と環境によるもの、そして大体4つのパターンに分類できるといいい、その4つのパターンを”赤“、”黄“、”緑“、”青“と名付けていた。2分で、振る舞いとは何か、それぞれの色の人の強み、弱みについて発表した。内容は盛り沢山で、全員2分で話すのは厳しそう。ユーモアが溢れたプレゼンもあり、思わず笑ってしまった。

アクティビティ 3 : 話し合い

発表を聞いたあと、参加者同士で気になった点を議論した。内容としては、

・本来の自分の性格、集団の中での自分の違いは、自分自身でも分からないのではないか
・4パターンではなく、人の振る舞いや性格はこの4パターンの組み合わせでは?
・この分類はコミュニケーションにおける道具になる
・結果とスピード重視の赤と過程と精度重視の青の人は真反対だが、敢えて一緒に働くと良い成果が出そう
・みんなの幸せが緑の幸せでは?だから自己犠牲をしがち。調和を重んじる日本人に多そう。
・緑の人は優しい自分でありたいと根底で思っているため、誤ったことをしても気づかない、なぜ自分の行動が間違っているか理解できないことが多いのかもしれない。

など、“緑の人”の話で盛り上がった。そのほか、「否定をすることが苦手な緑の人」が多く集まった寮で、設備が壊れ、長期間問題から目を背け、我慢し続けたという話など、お互いの経験を共有した。

今回のワークショップで学んだこと

コミュニケーションの種類に関する本の一部を、参加者がそれぞれ10ページ読み、内容を共有した。発表を聞き、自分にも思い当たる経験があると感じ、興味深いと思った。参加者の議論や経験談から、このようなコミュニケーションのタイプの違いは学校や日常生活で感じることがしばしばある。今回のコミュニケーションの色別タイプに、自分や相手を完全に枠に当てはめてしまうのではなく、大まかな傾向として理解すれば、コミュニケーションが円滑になると思った。

報告者

生命理工学院生命理工学系M2、ToTAL第7期生 石川あおい