2026年8月2日(日)に、アントレプレナーシップ醸成ワークショップ「エフェクチュエーション(Effectuation)」を開催しました。
| 該当するアントレプレナーシップ科目 | ENT.L201 学士リーダーシップ・グループワーク基礎A(0-1-0) ENT.V203 学士価値創造グループワーク基礎C(0-1-0) ENT.L501 修士アントレプレナーシップ・グループワーク特論(0-1-0, GA1M) ENT.L505 修士アントレプレナーシップ・グループワーク基礎(0-2-0, GA0M/GA1M) ENT.L601 博士アントレプレナーシップ・グループワーク特論(0-1-0, GA1D) ENT.L605 博士アントレプレナーシップ・グループワーク基礎(0-2-0, GA0D/GA1D) TAL.S505/509 社会課題の認知ワークショップA/C(0-1-0, GA0M) TAL.W502/503 リーダーシップ・グループワーク基礎 I/II(0-2-0, GA0M/GA1M) |
| ファシリテーター | 株式会社スケールアウト ユニゾンリーダー 絹川輝和、共同代表 飯野将人 |
| 開催日時 | 2026年8月2日(日) 10:00-18:00 |
| 開催場所 | 大岡山キャンパス 南4号館 S4-202 |
概要
このEffectuation Workshopでは、自分たちの願望と、知識・経験・人脈のような手持ちの資源を棚卸しして、それらの資源を活用して願望を実現する方法を考えた。まずは自分の願望として、好きなことや嫌いなこと、したいことやしたくないことを班員と共有した後、自分の持つ資源を、「宝もの」として共有した。その後、班で1つ選んだ願望を実現するために、班員の資源を動員して、実現案を考えた。最後には、他の班とも資源や視点を交換して、案を進化させた。


内容
● 私たちの班では、班員の嫌いなこととして挙がった「エスカレーターの片側を空ける習慣」を題材に、エスカレーターの両側に立ち止まってもらうための方法を考えた。議論の最初は、エスカレーターに立ち止まるための動機として、個人向けの音楽を流したり、手すりに無線充電器を設けたり、プロジェクションマッピングをしたりする案を考えた。
● その後、班員の資源と照らし合わせたり、他の班員の視点を取り入れたりして、案を進化させた。最終的には、班員の画像認識技術と、幼稚園の先生との人脈を活かして、エスカレーターを歩いている人を画像認識によって検知し、その人の特徴を名指しにして、周囲にも聞こえる優しい幼稚園の先生の声で注意をする装置を作る、という提案に至った。
● この提案は、エスカレーターを歩く人が周りに聞こえるように注意されたときの羞恥心を利用したものである。


感想
● 今回、Effectuationという考え方を経験して、Effectuation的な思考と、トップダウン的な思考の両方を行き来することが有効だと感じた。今回の班での議論は、意図せず最初にトップダウン的な思考で始まり、途中でEffectuation的な議論に切り替わった。最初にトップダウン的な思考で、実現案の種類や在り方をなんとなく把握した後に、Effectuation的思考で、自分たちの資源でできることは何かを考えた。すると、今までは無機質な資源だったものが、どのような文脈で使えそうという発想が湧いてきて、結果的に、その資源を持っている人にしか実現できない、かつ実用的な提案に至れた。
● 研究や就職活動においても、学術界や社会における求められているものは何かというトップダウン的な思考と、自分の資源で何ができるかというEffectuation的思考を繰り返し行き来することで、価値のあり、かつ自分にしかできないことを提供できるはずだ。
● 一日の授業を通して、Effectuation的思考を実践するだけでなく、他の人と交流して視点を学ぶことで、自分の宝ものも増えたように思う。



報告者
工学院電気電子系電気電子コース、ToTAL登録生(6期生)、D2、木村詠吉

