ワークショップ概要
システミックデザイン(Systemic Design)は、システム思考の理論とデザイン思考の実践的な手法を組み合わせ、複雑な問題を扱うアプローチとして、社会変革や複雑な社会システムのデザイン、ビジネスや政策策定、環境に配慮したエコシステムなどさまざまな領域で有益な手法として注目されています。
多様な利害関係者が参加し、システム思考を使い複雑性を理解し、デザインプロセスを通じて課題に対する有効な解決策を発見し、実験と反復を繰り返すことで、システム内にいる自分自身の振る舞いやメンタルモデルへのリフレクションを促すことにあります。
今回のワークショップのテーマ
【テーマ】(仮)サステナブルな「ポテトチップス」をシステミックデザインで考える
「ポテトチップス」好きな人が多いのではないでしょうか?しかし、パーム油で作られる「ポテトチップス」は、熱帯林減少の最大の要因の一つとされ、それだけではなく、森林火災、地球温暖化への影響、人権侵害、労働環境問題等、パーム油の生産に関わる問題はどれも深刻なものばかりです。国内使用量100%を輸入でまかなう日本は消費国として、早急な対応が求められています。
開催日時・場所等
日時 | 2024年7月13日(土)10:00-18:00 |
場所 | 大岡山キャンパス 南4号館2F S4-202 |
定員 | 35名程度(定員以上の参加申込みがある場合は、科目履修生、学部生優先で選抜します) |
参加申込資格 | 学士課程学生・大学院生 |
使用言語 | 日本語/英語 |
ワークショップ・ファシリテーター | デジタルサーフ株式会社 代表取締役 飯盛豊 / 沢井和也 |
参加申込 | https://forms.gle/NdNYV1jY3czoChHBA |
備考 | (1) ToTAL科目「社会課題の認知ワークショップA/B」「修士/博士リーダーシップ・グループワーク特論 (S)」対象ワークショップ (2) 博士課程学生向けの「殻を破るぞ!越境型理工系博士人材育成」プログラム、「SPRING」プログラム対象ワークショップ (3) 科目履修をしていなくても、上記博士課程向け支援対象支給者でなくても、本ワークショップ単体での参加申込が可能 |
ファシリテーター
飯盛豊/Yutaka Iimori
デジタルサーフ株式会社 代表取締役
外資IT業界で経験を積み1999年米国シリコンバレーへ渡る。
インターネット黎明期スタートアップ (現・ Google ) 創業参画。
外資系広告会社を経て独立。
専門はイノベーション教育、DX人材育成、新規事業創出、SX(サステナビリティトランスフォーメション)人材教育、サーキュラーデザイン教育。現在、慶応湘南藤沢(SFC)にて、 持続可能な開発ための「ライフサイクル思考、システム思考、デザイン思考を組み合わせたサステナビリティ設計手法を研究。
• 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント学 修士(SDM学)
• 東大発イノベーション教育プログラム i.school 修了
• 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士前期課程
• 慶應義塾大学大学院×SDG(エックスSDG)ラボ 蟹江研究室
• 一般社団法人デザイン思考研究所 アイリーニ・マネジメント・スクール講師
• 東京農業大学非常勤講師
沢井和也/Kazuya Sawai
1986年生まれ。2011年に理工学研究科を修了後、機械設計エンジニアとして製造業に従事。 2020年に“面白いコト×新しいコト×正しいコト”を創り出すため慶應義塾大学大学院シス テムデザイン・マネジメント研究科に入学。在学中には創造性とコミュニケーション支援をテーマとした研究を行った。
2021年よりECアパレル事業の事業部⻑としてWebマーケティング/CX領域を中心に事業全体のマネジメントに従事。その後、企業・教育現場双方の創造性をアップデートするため独立。現在はフリーランスとしてイノベーション創出のためのワークショップ・デザイン やファシリテーションを手掛ける。
• 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士(工学)
• 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 修士(SDM学)
• 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究所研究員
• 同研究所Education-Lab主催
• 日本創造学会員(創造性教育SIGコーディネーター)
• 技術士(機械工学部門 材料力学分野)
問い合わせ先
リーダーシップ教育院 特任教授 山田圭介
e-mail address: yamada.k.be@m.titech.ac.jp
Office: S6-309B