(In Japanese only.)

3-day camp of Programming Boot Camp/Developing Phase #2, contents of Master’s/Doctoral Practical Group Work for Leadership I/II(F) was held from 10-12/Dec 2021.

・Group: Leadership, Followership and Consensus Building
・Course: TAL.W504-02/TAL.W505-02/TAL.W602-02/TAL.W603-02 Master’s Practical Group Work for Leadership I/II <F>, Doctoral Practical Group Work for Leadership I/II <F>
・Program: Programming Boot Camp/Developing Phase #1
・Date & Time: Day 1(10/Dec) 10:00-18:00, Day 2(11/Dec) 09:00-18:00, Day 3(12/Dec) 09:00-17:00(3-day camp)
・Venue: Seminar House Cross Wave Fuchu (Fuchu City, Tokyo)
・Facilitators: J. Ueno (JuM Design Inc.), S.Kim, R. Imahashi, N. Kyogoku (Guild Works, Inc.) , T. Koshi and M. Sano

■概要:

2021年12月10-12日にかけて、セミナーハウス クロス・ウェーブ府中(東京都府中市)にてProgramming Boot Campの最終合宿を行いました。webアプリケーションをプログラミングによって形にする本プログラムは同年10月から始まっており、合宿前のLeaning Phase(有志のみ)で学んだプログラミング手法で各チームがアプリケーションを製作しました。
合宿には、東京工業大学および他大学の学生および社会人の方含め27名が参加しました。合宿中はLeaning Phaseからお世話になっている上野さん、金さん、今橋さん、京極さん、越さん、佐野さん、の6名のエキスパートの方々が、贅沢にも、各チームにほぼ張り付き状態で、丁寧にサポートしていただきました。

■合宿内容:

3日間の合宿では、本プログラムの当初に選抜した6チーム(各チーム4~6人)で、チームごとに提案したWebアプリを開発します。今年は例年とは異なり、コードを書かずに開発ができるノーコードツール(Adalo・Bubble)を主に用いたので、参加者のプログラミングの習熟度がばらばらであっても協力してアプリ開発ができました。さらに、一からコードを書く場合と比べ時間的な余裕が生まれたので、ユーザーを想定した機能・デザインを時間をかけて議論でき、ただ作業を行うだけではなくチームが掲げる目的は何で、それを達成できるアプリとは何なのかを考えながら開発することができました。

1日目はまず自分たちのアプリが何を目標としているのかを再確認し、それに必要な機能や3日間で取り組むことを決めて開発に取り組みました。計画の議論に時間をかけるのか、開発に時間をかけるのかはチームそれぞれでしたが、その日の夕方には皆一度作業を止めてそれぞれのチームが進捗報告会を行いました。ここではギルドワークスのメンター陣の方々からいただいた意見を共有することで、自チームの開発の進み具合を確認できるだけでなく、他のチームの開発における良い点を参考にすることができました。

2日目は、朝に、メンター陣と相談会を行った後は、開発を行いました。この日も夕方に進捗発表を行いましたが、多くのチームでアプリの骨組みが出来上がりつつありました。

3日目も、午前中に開発を行い、午後からは「おさわり会」と称して、他のチームのアプリを実際に操作して意見交換会を行いました。おさわり会でもらった他チームからの客観的な意見をアプリに反映した後に、改めて皆の前で作製したアプリを使って発表を行いました。発表後にギルドワークスの方々と参加学生の投票でそれぞれメンター賞、ベストパフォーマンス賞を決定しました。

■参加チームの開発したアプリ:

以下に説明するのは今回合宿に参加した6チームについてです。メンター賞には「Roots」チームが、ベストパフォーマンス賞には「T2meet」チームが優秀チームに選ばれました。

  • T2meet:

学内のイベントを開催・参加を管理するサービス

  • Sfida:

初めて挑戦するアウトドアに必要な情報を提供するサービス

  • Titech Map:

学内の施設・講義室の地図や情報を表示するサービス

  • Excrews:

一緒にランニングする人をマッチングするサービス

  • Roots:

自分の趣味をポートフォリオにして投稿できるサービス

  • Reviewy:

さまざまな通販サイトのレビューをまとめて検索できるサービス

■感想

私は「roots」チームとして合宿に参加しました。このチームでは一橋大学から参加したチームメイトのアプリ案を実現させるために今回の合宿に挑みましたが、発案者のアプリにかける熱意や他メンバーのアルバイトやインターンで培ったweb開発におけるノウハウもあり、充実した3日間になったと思います。
振り返ってみると私たちのチームは特に議論に費やした時間が長かったと思います。発案者が持つ本当に解決したい課題とは何なのかを理解することにも合宿前から時間をかけていましたが、3日間の間にもメンバーの考えを尊重し、合意形成を行う経験を積むことができたと思います。コロナ禍の中で人との密接なコミュニケーションが難しい中で、貴重な経験ができ大変良かったと思っています。

最後に、アプリ開発をつきっきりでサポート・指導いただいた、上野さん、金さん、今橋さん、京極さん、越さん、佐野さん、の6名のエキスパートの方々に改めて感謝します。ありがとうございました。

(文責:菅野翔一朗 工学院機械系ライフエンジニアリングコース D1、ToTAL3期生)